
ガードストーンが、12月2日(火)、滋賀県長浜市田村町 JR北陸本線「田村駅」前に、未就学児専門の児童発達支援施設「ハグ・ハグ長浜南」を開所した。
自己肯定感と笑顔を育てる児童発達支援施設
「ハグ・ハグ長浜南」は、昨年開所の「ハグ・ハグ彦根」に続く県内2拠点目として、非認知能力の向上と親子の絆(アタッチメント)の再構築を支える展開を目指し開所された施設。長浜市は児童発達支援施設の数が相対的に少ない傾向があり、特に市北部や豪雪地域では通える施設がなく、相談する場が遠いと感じてきた家庭が少なくないという。
田村駅前というアクセス性の高い立地に拠点を設けることで、長浜市南部と隣接する米原市エリアの家庭を支える福祉の入口を増やすとともに、今後は長浜市北部へ向けた多店舗展開の基幹拠点としての役割も担っていく。
同施設は、遊びや日常の関わりの中で小さな成功体験を重ね、子どものできたという自己肯定感と笑顔を育てる児童発達支援施設であり、一人ひとりの特性やペースに寄り添い、科学的な支援とあたたかなまなざしの両輪で、成長の芽を大切に育むことを理念としている。
対象は0歳から小学校入学前までの未就学児で、子ども一人ひとりと丁寧に向き合える少人数制を維持するため、定員は1日10名だ。
ハグ・ハグ長浜南」の特徴
「ハグ・ハグ長浜南」の特徴は、子どもの発達を促す科学的な個別トレーニングと、保護者向けに国際指標である「かかわり指標 IRS(Interaction Rating Scale)」とアドラー心理学を活用した専門的な親支援を組み合わせ、子どもと保護者を一体で支える点にある。
発達の土台作りから集団生活への準備、そして保護者支援までを統合的に提供。タブレット型トレーニング 脳バランサーキッズなどを導入し、注意力やワーキングメモリなど、小学校以降の学びの土台となる認知機能を育てるプログラムを実施している。

さらに、個別療育室は2部屋を設置し、一人ひとりの特性に応じたきめ細かなトレーニングを提供。視聴覚ルームを整備し、保護者が別室からタブレット視聴で個別療育の様子をリアルタイムに確認できる仕組みを用意し、子どもの頑張りを可視化して、家庭での接し方のヒントと安心感につなげ、療育効果の向上を図る。
他にも、バランスボールや平均台、トンネルなどを用いた感覚と運動あそびを通して、からだ全体を使う遊びと発達の土台づくりを両立。その子の課題に応じた計画的な働きかけを行うことが特徴だ。

少人数での集団活動の練習、感覚運動あそび、音楽を取り入れた活動なども行っており、一人あそびとみんなの中でのあそびの両方を経験できる場を提供し、小学校入学に向けた準備もサポートしている。
親子の関係性そのものを支える
また、「ハグ・ハグ長浜南」の最大の特徴は、子どもの発達だけでなく、親子の関係性そのものを支える点にある。ガードストーン代表社員の山極孝司氏は、親子のやり取りの質を客観的に評価する国際指標である「かかわり指標 IRS」の認定評価者であり、日本アドラー心理学会会員としての知見を活かし、親子の関係性をあたたかく支えること、そして親の不安や孤独感に丁寧に寄り添うこと重視。加えて、連絡帳や面談、相談などを通して、家庭と施設がチームとなって子どもを支える体制を構築する。
乳幼児期の親子支援を一貫して行う構想を推進
代表社員である山極氏は、乳幼児期の親子支援を一貫して行う「HUG and CONNECT GROUP」の構想を進めているそう。このグループは、「HUG-HUG Place 児童発達支援 事業所」「HUG Care 事業 妊娠期から産後ケア」「HUG Compass by Oyasuku(親子すくすく道しるべ)個別子育てカルテ作成事業」から構成される。
特に「HUG Compass by Oyasuku」では、子どもの遺伝子分析や腸内細菌分析で得られた科学的根拠と、子育て環境のアセスメント、さらにIRSで親子の家庭でのアタッチメント状況を測る観察分析の結果を統合分析し、その家庭独自の個別子育てカルテ(指南書)を作成する計画があるとのこと。立命館大学 総合心理学部 矢藤優子教授の監修のもと進行中であり、将来的には「HUG and CONNECT GROUP」傘下の各事業所における療育と親支援の質の向上に活かしていくとしている。
長浜市南部・米原市の子育て支援を強化する、未就学児専門の児童発達支援施設「ハグ・ハグ長浜南」をチェックしてみては。
■ハグ・ハグ長浜南
住所:滋賀県長浜市田村町861-1 竹中ビル1階
営業日:火曜~土曜 ※平日の祝日も営業
サービス時間:9:30~17:00
送迎:あり(長浜市・米原市/概ね20分圏内)
HP:https://nagahamaminami.hug-hug.com
(佐藤ゆり)